現在位置: carview! > ニュース > カー用品 > ホンダ・ GP3型フリードハイブリッド&フリードスパイクハイブリッド(2011年10月~2016年9月)|中古車選びに役立つ「当時モノ」新車試乗記

ここから本文です

ホンダ・ GP3型フリードハイブリッド&フリードスパイクハイブリッド(2011年10月~2016年9月)|中古車選びに役立つ「当時モノ」新車試乗記

掲載 更新
ホンダ・ GP3型フリードハイブリッド&フリードスパイクハイブリッド(2011年10月~2016年9月)|中古車選びに役立つ「当時モノ」新車試乗記

3列のフリードと5人乗りのスパイク
両車ともガソリン車とは異なる走りを披露


HONDA/FREED Hybrid & FREED Spike Hybrid
ホンダ・フリードハイブリッド&フリードスパイクハイブリッド(GP3 後期) 2011年10月発表

定番デイトナ、テーパー状のディスクと超ショートスポークで高低差を作り上げる|TEAM DAYTONA M|150系 プラド ホイール カスタム

もともとセールス好調のフリードシリーズにHVモデルが加わり、どうやらその人気ぶりは想像以上の様子だ。発売2週間で予定台数の2倍となる約2万台。しかもHVが63%を占めるというのだから、フリードシリーズとHVが持つ訴求力の高さがあらためて浮き彫りになった感がある。

フリードHV(試乗車は6人乗り)の運転席に乗り込むと、HV専用のデジタル表示のメーターパネルがガソリン車ではないことを教えてくれる。早速走り始めてみれば、すぐに気づくのは静粛性の高さだ。

静粛性に関してはガソリン車でもほとんど気にならないレベルなのだが、それに輪をかけてキャビンは静か。そしてクルマが完全に停止する前から作動するアイドリングストップによる静寂。多人数での乗車時などでは、各席間の会話が騒音にかき消されるシーンはまずないだろう。


フリードHV/スパイクHVが搭載するハイブリッドシステムは気筒休止付きの1・5ℓVCM VTECだ。ボディ重量がガソリン車に比べると80kgほど増しているものの重量ハンデを感じることはない。むしろモーターアシストによる低中速域での滑らかなトルクはガソリン車よりもスムーズな加速や扱いやすさを感じさせてくれる。

パワー、トルクに係る重量ハンデはないものの、重量バランスとしては若干気になる面がある。ガソリン車に対して80kg増加分の内訳はフロント荷重20kg、リア荷重60kg。これが影響している様子で、ステアリングの操舵に対してリアの動きがモッサリしてしまうシーンがある。

これに似た傾向はマイチェン前までのインサイトやフィットHVでも多かれ少なかれ感じられたこと。フィットの場合も同様だが、ガソリン車のハンドリングと比較すると気になってしまう一面ではある。

だが、これはラゲッジフロア下にIPUを置くためにリア荷重が増してしまうハイブリッド車だから、というだけではなさそうだ。というのもスパイクHVのハンドリングはフリードHVよりもリニアで、リア荷重のハンデがほとんど気にならなかったからだ。おそらく3列目シート分と目される10kg程度のリア荷重がフリードHVの場合には影響しているのだろう。

約10kg軽い分だけスパイクHVの方が軽快かといえば、そこまでの違いは感じられない。ただ、フリードHVに比べると路面タッチは若干マイルド傾向だ。ロール感は両者ともに上手く抑えが効いているものの、スパイクHVの方がより快適に感じられる。

また、ガソリン車・フリードの3列目の乗り心地が比較的良好だった記憶があったので、フリードHVの3列目にも乗り込んでみたところ、ほぼ同等といえる乗り心地だった。逆に静粛性が高い分、IPUの冷却風とおぼしき音が聞こえてきたが、気になるレベルではない。

いずれにしてもこのクラス初のHVモデルとして、大きな魅力を備えているクルマであることは間違いない。

低中速域での滑らかなトルクによりスムーズな加速や扱いやすさを感じさせてくれた。また室内はガソリン車に輪をかけて静か。高い静粛性で、多人数の乗車でも会話が邪魔されることはない。

エンジンには気筒休止付きの1.5ℓVCM・VTECを搭載する。同じ1.5ℓだがCR-Zや新たに1.5ℓ版をラインアップしたインサイトとは仕様が異なる。

5人乗りのフリードスパイクハイブリッドは、フリードハイブリッドに比べややマイルドなタッチで、より軽快なイメージ。ロールは両車ともよくしつけられていた。

チタン調ステアリングガーニッシュを採用したフリードスパイクハイブリッドのコクピット。フリードハイブリッドではセンターパネルやステアリングにシルバーガーニッシュのドレスアップを施した。

Modulo & MUGENが魅力的なドレスアップアイテムをリリース

Modulo/モデューロ
Moduloではハイブリッド車の先進性を表現するアイテムを用意してきた。ハイブリッド車専用アイテムとしてブルーイルミとクロームメッキを組み合わせた「LEDフロントグリル」をラインアップ。この他クロームメッキのガーニッシュにブルーイルミを搭載した「LEDクロームガーニッシュ」も用意。デイタイムはクロームの輝きで、またナイトドライブではLEDと導光体採用による鮮やかなブルー面発光で存在感をアピールする。
写真はフリード。LEDメイクを主体にしたエクステリアアイテムのみならず、インテリアパーツも多数ラインアップ。純正オプションだけに実用性の高いアイテムも揃えている。

無限
ハイブリッドのラインアップを機に無限からフリード/フリードスパイク用のパーツがデビューした。フリード用は「GRAND SPORTS」をコンセプトに高級感と迫力を演出。スパイク用では「Creative Express」をテーマに個性を強調するアイテムをラインアップした。いずれもハイブリッド車用に「HYBRID」のロゴが光るイルミネーショングリルを開発。スタイリングのみならず、それぞれのキャラクターに合わせたアイテムを用意した。
写真はフリード。フロントアンダースポイラーにはLEDフォグライトの他、エアロイルミもオプションで装着可能。リアウイングスポイラーは純正装備品と交換して装着可能だ。

※記事の内容、価格、スペック等は2011年10月のデビュー当時のものです。その後の一部改良等で変更になっている可能性もあります。

※スタイルワゴン2012年1月号より

こんな記事も読まれています

ヤマハ、カタルーニャGPに続き新エアロで走行。リンス、プラクティス2番手の要因は/第7戦イタリアGP
ヤマハ、カタルーニャGPに続き新エアロで走行。リンス、プラクティス2番手の要因は/第7戦イタリアGP
AUTOSPORT web
「紀伊半島ぐるり高速」の最南端でトンネル貫通! 未開通区間でも工事着々
「紀伊半島ぐるり高速」の最南端でトンネル貫通! 未開通区間でも工事着々
乗りものニュース
クルマの「左寄せ」って危なくないですか? ギリギリで“接触”する危険もあるのではないでしょうか。 教習所で教わる「キープレフト」はどのような運転をすれば良いのでしょうか?
クルマの「左寄せ」って危なくないですか? ギリギリで“接触”する危険もあるのではないでしょうか。 教習所で教わる「キープレフト」はどのような運転をすれば良いのでしょうか?
くるまのニュース
今こそ言いたい……「炭水化物、多すぎない!?」 MotoGPスペインGPへの道中で浮上した機内食のナゾ
今こそ言いたい……「炭水化物、多すぎない!?」 MotoGPスペインGPへの道中で浮上した機内食のナゾ
バイクのニュース
カモフラ柄の斬新なフェラーリは“破天荒な御曹司“の特注品! オークションに登場した「特別な跳ね馬」の気になる落札価格とは?
カモフラ柄の斬新なフェラーリは“破天荒な御曹司“の特注品! オークションに登場した「特別な跳ね馬」の気になる落札価格とは?
VAGUE
フェラーリのカリスマ、ルカ・ディ・モンテゼーモロが成し遂げたこと 【第8回】フェラーリのブランディング戦略
フェラーリのカリスマ、ルカ・ディ・モンテゼーモロが成し遂げたこと 【第8回】フェラーリのブランディング戦略
AUTOCAR JAPAN
【MotoGP】マルク・マルケス、スタートさえ改善できれば優勝も近いと自信。イタリアファンからのブーイング減実感「ドゥカティに乗っているのが助けになった」
【MotoGP】マルク・マルケス、スタートさえ改善できれば優勝も近いと自信。イタリアファンからのブーイング減実感「ドゥカティに乗っているのが助けになった」
motorsport.com 日本版
話題沸騰! 旧車オーナー注目の「電動クーラー」は19万8000円から! 非力なコンパクトカーやマイナー車種にも装着できます
話題沸騰! 旧車オーナー注目の「電動クーラー」は19万8000円から! 非力なコンパクトカーやマイナー車種にも装着できます
Auto Messe Web
普通のポルシェじゃ物足りない? 「シンガー」がレストアした過激な911が最高すぎる!
普通のポルシェじゃ物足りない? 「シンガー」がレストアした過激な911が最高すぎる!
くるくら
「RYUTA・T」、「SEnR1」両氏によるイラスト展が【UNITEDcafe】にて。バイク乗りイラストレーターのこだわりを観る! 
「RYUTA・T」、「SEnR1」両氏によるイラスト展が【UNITEDcafe】にて。バイク乗りイラストレーターのこだわりを観る! 
モーサイ
【写真蔵】ヒョンデのハイパフォーマンスEV「アイオニック5 N」が、いよいよ日本デビュー!
【写真蔵】ヒョンデのハイパフォーマンスEV「アイオニック5 N」が、いよいよ日本デビュー!
Webモーターマガジン
次世代ハイブリッド搭載の[新型フォレスター]は[燃費]も[乗り心地]も歴代最高間違いなし!! 騒音低減の新技術を採用!
次世代ハイブリッド搭載の[新型フォレスター]は[燃費]も[乗り心地]も歴代最高間違いなし!! 騒音低減の新技術を採用!
ベストカーWeb
メルセデス、ひとつしかない新型ウイングをラッセルに託したのはハミルトンの提案だったと明かす/F1第8戦
メルセデス、ひとつしかない新型ウイングをラッセルに託したのはハミルトンの提案だったと明かす/F1第8戦
AUTOSPORT web
トヨタ新型「ハイラックス」発表! タフ顔に“顔面刷新”! アドベンチャー仕様もある「本格トラック」越に登場
トヨタ新型「ハイラックス」発表! タフ顔に“顔面刷新”! アドベンチャー仕様もある「本格トラック」越に登場
くるまのニュース
選手の凄技を近くで見たら沼った!! トライアル世界選手権開幕戦を観戦レポート
選手の凄技を近くで見たら沼った!! トライアル世界選手権開幕戦を観戦レポート
バイクのニュース
【F1メカ解説】モナコで大苦戦したレッドブル。その原因は”空力パフォーマンス”を追い求めすぎたことだった?
【F1メカ解説】モナコで大苦戦したレッドブル。その原因は”空力パフォーマンス”を追い求めすぎたことだった?
motorsport.com 日本版
高い位置から後方視認…データシステムが『NV200 / デリカD:3』用ハイマウントリアカメラキットを発売
高い位置から後方視認…データシステムが『NV200 / デリカD:3』用ハイマウントリアカメラキットを発売
レスポンス
新型スカイラインは電動四駆で!! 次期型熱望しつつうっかり妄想してみた
新型スカイラインは電動四駆で!! 次期型熱望しつつうっかり妄想してみた
ベストカーWeb

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

268.8333.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

9.5239.8万円

中古車を検索
フリードハイブリッドの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

268.8333.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

9.5239.8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村